ニチガス(日本瓦斯)・DXへの挑戦 ~「競争」から「共創」へ・ガス会社から総合エネルギー企業へ~

 1955年、LPガス事業からスタートしたニチガス(日本瓦斯株式会社)は、エネルギーの自由化及びITの積極導入を経て、事業内容・規模を拡大。電力小売も含めた「エネルギー供給事業」に加え、システムやサービスの提供により他社との共創環境を構築する「プラットフォーム事業」の2本の軸で、「総合エネルギー企業」に変身を遂げてきた。

 特に昨年は、デジタルツインの起点となる世界最大級のLPガス充填工場「夢の絆・川崎」が完成、LPGの全お客様に取り付けた自動検針ツール「スペース蛍」や、各拠点の自動認識ツールからのデータも取り込み、効率的なLPガスの充填・配送システムを完成させ、他社にも提供を開始した。

 トップ自ら、「終わりのない旅に出る覚悟。『同じ成功を繰り返さない』強い意志。」というポリシーを掲げ、DXを推進している。